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アイテム①、ヘルスのポイントカードは、一見、風俗店のものには全く見えません。
今でも、旦那がなぜこれを自ら暴露したのか、不思議なくらいです。
二つ折りのそのカードは、表紙にゴルフ場の写真。裏表紙に「中古ショップ○○○」と印刷されています。(ちなみに、この印刷された○○○という店名と、実際の店名とは、全く違いました)
つまり、ゴルフ用品の中古ショップを装ったカードなのです。
中身も、普通のポイントカードそのもの。
ハンコは3つ貯まっていました。いずれもシャチハタ印。3回目だけ違う名字の印でした。
日付は、8/13、9/29、3/5。
「風俗のポイントカードは、彼女や家族にバレないように、こんな風にカモフラージュされているんだ…」
私は感心しました。
そしてアイテム②、○○○○ー○ーは…、その名とは裏腹に、青いスケルトンでした。
透明のケースに入ったソレは、コードを針金でまとめられており、使用する単三の電池二本は、本体から取り出された状態でした。
新品同様にしまってありますが、開封された跡があったので、使用済みのようです。
「…そんな訳、ないでしょ?」
私が冷静さを保つのは、もはや限界でした。
「田尾さんがタカシにそれを預けたって⁉💢
妻子持ちが妻子持ちに、『嫁に見付かったらヤバイから』という理由で預けるか⁉💢
自分で言ってて矛盾してると思わない⁉💢
だいたい預かったなら、なんでそのときに私に言わないの⁉💢
そんなもん私に見付かったらこうなること目に見えてるでしょ⁉💢
明日、田尾さんに会わせて‼💢
直接聞かなきゃ私絶対納得できない‼💢」
もう私は完全に頭にキていました。
かなりの勢いで、旦那に詰め寄っていました。
はっきりとした時刻まではよく覚えていませんが、完全に深夜。
「落ち着いて💦とりあえず今日は遅いし、明日また話そ💦💦
俺も疲れてるし、風呂入ってくるよ…」
旦那は風呂に入ると、なんとも言えない空気のまま、寝室へ…
しばらくすると、寝息が聞こえてきます💤
私は思いました。
ああこの人ホントにどんな時でも眠れるんだな…
「いつでもどこでも寝れるんだ俺😃🎵」
と、常日頃から豪語していましたが、本当だということが、この瞬間判明しました。
私は、またもや眠れずにいました。
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