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「改めて田尾さんと話する機会を作るから💦そうだ!来週…来週末まで待って💦」
「駄目っっっ‼‼‼
今じゃないと…今じゃなきゃ絶対駄目なんだってー😭」
旦那に一週間与える──?
有り得ません😒
そんなことをもし許したら、二人で細かーいところまで、しっかり打ち合わせ、口裏を合わせてくることは、目に見えています。
証拠の一つや二つ、捏造してくるかもしれません。
「タカシが今すぐ連れてってくれないなら、私はどんな手を使ってでも田尾さんに会うから。」
私は、旦那の目を見て、本気だよアピールをしました。
どうやって田尾さんに会うかなんて考えてはいませんでしたが。
──後日、旦那とこの時のことを話したとき、旦那は、「年賀状ヤバイ!」と思ったそうです。
年賀状の住所から私が田尾さんちに乗り込むと…
そこまで頭が回らなかった私…。相当熱くなっていたようです。
そして旦那…なかなかしたたかです───
すると──
「分かったよ…」
───⁉💥
旦那は、諦めたような呆れたような表情で、言いました。
「出るから早く準備して…」
顔も髪も格好もボロボロの私。そしてチビ。
いつもだったら、二人分の準備に急いでも一時間はかかりますが、このときは、2~3分で済ませました。
旦那から目を離した隙に、また✉でコソコソやられるのが、嫌だったのです。
そして、あれよあれよという間に、私たち3人は旦那の車に乗り、田尾さん宅に向けて出発しました🚙💨💨💨
車中、私の思いは複雑でした。
連れていけ会わせろと言っておきながら、本当に今から田尾さんに会うとなると、何か 今までの自信が揺らいできました。
私はとんでもない嫁だと思われるのでしょう…
でも!
田尾さんの口からきちんと説明してもらえば、それで私はスッキリできる。
そうすれば、家庭がありながら女遊びなんてしている田尾さんを、私は軽蔑するけれど、だからといって、奥さんたちまで巻き込むつもりはありません。
車の中で、私は旦那に、田尾さんからブツを預かった経緯や、そのときの場所・様子など、できるだけ詳しく聞きました。
「だから嫁さんにバレるとヤバいからだって!
うちもこんなんなっちゃってるけど、そのときは預かっちゃったんだから、しょうがないじゃん!
預かったのは先週の日曜日、車の中でだよ!」
───そしておよそ40分後、私たちは、田尾家に到着しました。
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