4月12日

2/20
前へ
/117ページ
次へ
昨日は楽しかったな… 私は、昨日の餃子パーティーのことを思い出していました。 はなには、何も言いませんでした。 私は、物事を相談する ということをあまりしません。 …というか、できません。 大抵のことは、自分で結論を出してしまってから、報告します。 我ながら、可愛くないなあとは思うのですが… はなは、この日からずっと、気持ちの面で私を救ってくれました。 しかし、そんなはなにさえ、旦那のことを打ち明けたのは、もっとずっと先のことになります… さて、昨夜3人で包んだ餃子は、気付くと2000個を越え…るまではいきませんでしたが、とにかく大量に出来ました。 とても食べきれなかったので、美味しくいただいた残りは冷凍しました。 “餃子を包む”という単純作業と、はなとの女子トーク。 指先と口先を忙しく動かすことで、私の憂鬱な気持ちは幾分紛れました。 しかし、はなが帰るとやはりそこには凍てついた空気が…⛄ 結局私は、また夜中に旦那の携帯チェックをしていました。 こんなこと、もう何日目でしょう… ここまでやっているともう旦那も気付いています。 気が済むまで見てと言っていました。 情けない自分… でも、せずにはいられない自分… そして、昨夜の携帯チェック中、私はふと思ったのです。 『私、暗証番号知らない…』 旦那の携帯は、自分の📱・会社の📱・前の📱3台ともロックがかかっていませんでした。 したがって暗証番号を知る必要性はこれまでありませんでした。 そんなものは、「設定の変更」とかでしか必要ないだろうからと思い、聞いてもいませんでした。 どうせ、誕生日とか結婚記念日とか、その辺の組み合わせだろう… 「おはよう」 そんなことを考えているうちに、旦那が起きて来ました。 今日は月曜日で旦那は出勤。 私は朝イチJAと銀行のATMへ行って、通帳記入をする予定。 「JAと銀行のキャッシュカード貸して。」 お金を下ろす可能性もあるかもしれないと思い、私はカードを預かりました。 「暗証番号は?」 「JAが○○○○で、銀行が○○○○だよ」 暗証番号は、私が容易に推測できるものでした。 「…そう言えばタカシ、携帯の暗証番号って何?」 暗証番号繋がりで思い出した私は、ついでに聞いてみました。 そのとき、旦那の顔が、一瞬曇ったような気がしました。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2711人が本棚に入れています
本棚に追加