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昨日は楽しかったな…
私は、昨日の餃子パーティーのことを思い出していました。
はなには、何も言いませんでした。
私は、物事を相談する ということをあまりしません。
…というか、できません。
大抵のことは、自分で結論を出してしまってから、報告します。
我ながら、可愛くないなあとは思うのですが…
はなは、この日からずっと、気持ちの面で私を救ってくれました。
しかし、そんなはなにさえ、旦那のことを打ち明けたのは、もっとずっと先のことになります…
さて、昨夜3人で包んだ餃子は、気付くと2000個を越え…るまではいきませんでしたが、とにかく大量に出来ました。
とても食べきれなかったので、美味しくいただいた残りは冷凍しました。
“餃子を包む”という単純作業と、はなとの女子トーク。
指先と口先を忙しく動かすことで、私の憂鬱な気持ちは幾分紛れました。
しかし、はなが帰るとやはりそこには凍てついた空気が…⛄
結局私は、また夜中に旦那の携帯チェックをしていました。
こんなこと、もう何日目でしょう…
ここまでやっているともう旦那も気付いています。
気が済むまで見てと言っていました。
情けない自分…
でも、せずにはいられない自分…
そして、昨夜の携帯チェック中、私はふと思ったのです。
『私、暗証番号知らない…』
旦那の携帯は、自分の📱・会社の📱・前の📱3台ともロックがかかっていませんでした。
したがって暗証番号を知る必要性はこれまでありませんでした。
そんなものは、「設定の変更」とかでしか必要ないだろうからと思い、聞いてもいませんでした。
どうせ、誕生日とか結婚記念日とか、その辺の組み合わせだろう…
「おはよう」
そんなことを考えているうちに、旦那が起きて来ました。
今日は月曜日で旦那は出勤。
私は朝イチJAと銀行のATMへ行って、通帳記入をする予定。
「JAと銀行のキャッシュカード貸して。」
お金を下ろす可能性もあるかもしれないと思い、私はカードを預かりました。
「暗証番号は?」
「JAが○○○○で、銀行が○○○○だよ」
暗証番号は、私が容易に推測できるものでした。
「…そう言えばタカシ、携帯の暗証番号って何?」
暗証番号繋がりで思い出した私は、ついでに聞いてみました。
そのとき、旦那の顔が、一瞬曇ったような気がしました。
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