その前に

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10年前のことです。はっきりとした文面は覚えていませんが… 『お互い辛いとは思いますが、私には土田しかいないし、土田のために全てを捨てて、身一つでここに来ました。 この5年間、土田のいいところも悪いところも全てを見てきました。 私から土田を奪わないで下さい。私から彼を取ったら何も残らないんです。』 的なことを、かなりの長文で送りました。 …今改めて書いてみると、なぜこんなに下からなんだ、とか、なぜあんな男にこだわったんだ、とか色々ツッコミどころはありますが、とにかく根がMなんです私😃✌(笑) とにかく✉を送信したわけです。 長文、推敲を重ねたため、送信するまでに随分時間がかかりました。 下手したら、彼がもうそろそろ帰って来るかも…という時間。 その前に、尚子とのやりとりを終えねばと思って返事を待っていました。 そこへ… 🎵~(✉受信) 来ました。 『✉最後まで読めませんでした。』 …💥⁉ 当時の携帯は、長過ぎるメールは最後まで届かなかったのです。(機種や環境によるかもしれませんが) マジか😱‼ 私の渾身のメールを…😢 しかも一体どこまで読んでくれたか分からない…⤵ もう… 私✉「電話していいですか?」 尚子✉「ハイ」 てことで、直接対決😃⚡ 私「もしもし」 尚「もしもし」 私「尚子さんですか?」 尚「ハイ」 てな具合で会話は始まりました。でも… 尚子は… 尚「ごめんなさいごめんなさい!違うの、違うんです今日は!ただごはんを食べただけなの!」 私 (゚.゚)? 尚「もうすぐ帰って来ますから!」 私 (゚.゚)?? 「えと…、一緒にいたってこと?てか、尚子さん今彼氏いるんじゃ…?」 尚「いるけど!好きになっちゃったんだもん、しょうがないじゃないじゃーん😭(泣)」 私の頭の中で、「じゃーん」がこだましました。 そこへ 🚪💥ガチャ 彼「ただいまー😃疲れた‼すぐお風呂入りたいから入るね‼」(その足で風呂へ) 私「帰って来たから切ります…」 尚「ハイ…」 (ガチャ) 彼が風呂から出てきました。満面の笑みを湛えて✨😃✨ 彼「楽しかった~😃○○君が△△ってゆってさあ⤴□□君が☆☆するんだもん⤴😆」ペラペラペラペラ… 私「どこ行ってたの?」 彼「だからみんなでカラオケ──…」 私「嘘つきッ‼‼😭😭😭」 そのあと、彼は吐きました・・・尚子と会っていたこと。さっきまでラブホテルに行っていたこと。
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