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~新たな土地~
「さ、今回もこの時間がやってまいりました!今回はナタリアちゃんステアちゃんマリアさんのお三方に来ていただいています」
「こ、ここは…」
「なんでこんな所に…」
「冬馬様の姿が見えないのですが」
「さすがこのメンツ。まずは冬馬くんに興味が行きますか」
「「「なっ!」」」
「冬馬くんは別室に待機してるので今回は出番がありませーん。主人公よざまぁみろ」
「で、我々はなぜこんな所に呼ばれたのですか」
「今回はですね『冬馬くんに愛され隊』の皆さんにインタビューしようかと思いましてね」
「『冬馬様に愛され隊』……ですか」
「それ私達のことですか!?」
「なんですかその微妙に売れないアイドルグループみたいな名前……」
「いや、だってみんな冬馬くんの事好きなんでしょ?」
「何を言ってるんですか。私は別に……」
「マリアさん。前回のラストに冬馬くんにキスしておきながらそりゃないでしょうよ」
「そうですよメイド長!メイドが主に恋をしてはダメとか言ってたのに!」
「それは……」
「ステア、あんたが言えた義理じゃないでしょう……」
「さ、早速質問に行きましょう。まずはナタリアちゃん。アナタはどうして冬馬くんに惚れたんですか?」
「いきなり私ですか。どうしてって言われても冬馬さんは私のこと守ってくれましたし優しいし私の初めての男性ですし……」
「誤解を招くような言い方しますね。ではお次はドジっこメイドのステアちゃん」
「冬馬様がカッコいいからです!」
「お、おう。熱意は伝わった。じゃあ、最後マリアさん。あなたと冬馬くんはどんな関係ですか?」
「なんで、マリアだけ質問が違うんですか!」
「しいて言うならねっとりしっぽりする仲です」
「「ねっとりしっぽり!?」」
「際どいとこ来ますねー」
「ちょっとマリア!ねっとりしっぽりってどういう事よ!」
「ささ今回もそろそろ時間が来たので終了したいと思います!」
「メイド長!私も冬馬様とねっとりしっぽりしたいです!混ぜてください!」
「ちょっとステア!あなた何言ってるの!」
「あんた達終わりって言ってるでしょ!まとめの一言くらい言ってくださいよ!」
「ねっとり!」
「しっぽり!」
「終わります」
「もう、最悪だよ……」
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