8489人が本棚に入れています
本棚に追加
ウガンダさんの馬車に揺られること数時間。
特に魔物に襲われることもなくウガンダさんの村に着いた。
あんまり発展してるとは言い難い村だ。
ウガンダさんの馬車は村の中を進むと一軒の家の前に止まった。
「ここが……」
「そう、我が家だ!」
ウガンダさんはどや顔で言うが、普通。
普通以外の何物でもないわ。
ウガンダさんは馬車から降りて家に向かっていく。
オレもついて行った方がいいのかな?
とりあえずオレも馬車から降りてウガンダさんの下に向かう。
ウガンダさんは家のドアの前に立つと姿勢を正してニヤニヤしながらドアを叩く。
すると家の中から足音が近づいてくる。
ドアが開くと一人の女性が出てきた。
まあ、当然ウガンダさんの奥さんだろう。
「おう。会いたかったか~?俺だぞおれ~」
ウガンダさんは自分を指差しながら笑っている。
「あんた……」
奥さんはウガンダさんの顔を見ると驚いた表情をする。
ウガンダさんは両手を広げて奥さんを向かい入れようとする。
が。
奥さんはウガンダさんに飛び込まず、右ストレートをウガンダさんにぶち込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!