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ウガンダさんはモロにパンチをくらい二、三メートル飛んでった。
「あんた!なんでかえって来てんだい!また、手持ちの金無くして取りに来たんだろう!」
奥さんは倒れてるウガンダさんに向かって罵声を浴びせる。
こえー。
「いや、ちょっと……まて……」
ウガンダさんは顔を抑えながら後ずさる。
奥さんはそんなウガンダさんの姿を見て呆れかえっている。
そこで奥さんはようやくオレに気付く。
「ん?あ、もしかしてお客様ですか?」
「!?」
奥さんが急にしおらしくなった。
「お見苦しい所をお見せしましてすみません」
「いや、オレは……」
「ほら、あんたはいつまで寝てるんだい!」
そう言って奥さんはウガンダさんを蹴りつける。
容赦ないな。
ウガンダさんは自分の体をはたきながら立ち上がる。
「いやーひどい目にあった。紹介するよこれはエリダ。オレの嫁さんだ」
ウガンダさんはニヤニヤしながら答える。
あれだけの事をされてまだニヤニヤしてるのか。
マゾか。
「こちらは三谷冬馬くん。ちょっとしたことで知り合ってね、そこから護衛をお願いしてるんだ」
ウガンダさんがオレをエリダさんに紹介する。
とりあえず頭を下げておこう。
オレが頭を下げるとエリダさんも頭を下げる。
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