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娘が襲われるとか考えないのだろうか。
まあ、オレにそんな勇気はないが。
オレは導かれるままタニアちゃんの隣で横になる。
オレが入るとタニアちゃんはオレの袖を掴んで寝てしまっていた。
オレも今日はエクリオルと戦ったりして疲れたな……
まぶたを閉じるとそのまま寝てしまった。
朝目を覚ますと、隣ではタニアちゃんがまだ眠っていた。
日差しが目に飛び込んできて眩しい。
「んんう」
タニアちゃんがもぞもぞする。
オレが起きようとすると袖を引っ張られる。
ずっと握ってたのか。
オレは優しくタニアちゃんの指を離して部屋を出た。
リビングにはすでにウガンダさんとエリダさんが起きて朝食の準備をしていた。
「おう、起きたのか。おはようさん」
ウガンダさんが笑いながら挨拶してくる。
「おはようございます。サクヤハオタノシミデシタネ」
オレがそう言うと二人は顔を見合わせて笑っていた。
幸せそうにしやがって。
オレが席に着くとタニアちゃんが起きてきた。
眠たそうに目を擦っている。
「おはよう、タニアちゃん」
「おはよー」
そのままタニアちゃんは席に着く。
「はい、できたわよー」
エリダさんの声と共に料理が並べられる。
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