8488人が本棚に入れています
本棚に追加
/684ページ
次の日
オレが寝ていた部屋のドアが開かれる。
ドアから出てきたのはマリアさんだった。
その頃のオレはと言うと、ベッドの中で一応起きてはいるがまだ眠たくて目はつぶっている状態だった。
「冬馬様。起きてください。朝ですよ。」
しかし、オレは眠いので無視。
「早く起きないと『キス』をしちゃいますよ?」
「!?」
今、キスをすると言ったか!?
その言葉ですっかり目は覚めてしまったがまだ目はつぶっている。
ここは起きないを選択するべきだろう。
こんな昨日のひざ枕以上のステキイベントを受けないはずがない!!
オレがキスを待っていると、
「しょうがありませんね。本当にキスしちゃいますよ?」
とマリアさんが言ってきた。
これでやっとファーストキスを卒業できる!
(ありがとう神様!この世界に連れて来てくれて!)
ヒュッ
「ごばらっ!」
オレがこの世界に来て初めて神様に感謝していると、風切音と腹にものすごい衝撃が突き刺さった!
最初のコメントを投稿しよう!