第1幕『これから』

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学校の帰り道だった。 短い針がちょうど下を向いた午後6時頃。俺こと架川 弥鳶(かがわみとび)は帰宅するために歩道を歩いていた。 え? 遅くないかって? それは今日スタートした高校生活を謳歌するために部活動を物色していたのだ。 物色といっても盗みを働くわけじゃない。体験入部を繰り返していたのだ。 一般的な部活はもちろんのこと珍しい部活までよりどりみどりだったので、こんな時間に帰宅している。
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