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―――とある駅前
裕『寄り道してたから遅刻するかと思ったけど・・・よかった・・・まだ10分前だ』
俺は相川裕、高校2年だ
俺はいま、あるゲームの参加者とオフするため、待ち合わせている。
裕『はぁ~
どうしよう緊張してきた・・・・どんな人がくるのかな・・・』
実は参加者といっても携帯ゲームのため、メンバー同士がどんな人なのか知らない。
つまり今回が初のオフのため、各メンバーが初対面なのだ。
そのせいかかなり緊張する。
???『だ~れだ?』
裕『うわっ!!』
誰かにいきなり耳元で声かけられた!
誰だよまったく――――
裕『って美月!?』
美月『へへー大正解♪』
こいつは幼馴染の芳山美月(ホウヤマミツキ)。
美月『ゆーくん何でこんなところにいるの?』
裕『美月こそ何でここに・・・まさか!?』
美月もメンバー!?
美月『パパとお買い物に来てるの』
裕『お父さんと?』
なんだ、びっくりした。
美月『えへへー』
ぐりぐりぐりぐり
美月が何か聴いて欲しそうな笑顔で人差し指を俺の上着に押し付けてくる。
裕『何だよ
気持ち悪ぃ・・・』
なんかいい事でもあったのかな?
美月『この前のテストで良い点とったからね♪ なんでも好きな物買ってくれるって♪』
なんと満面の笑顔・・・
裕『お前ってお父さんと仲がいいよなぁ』
美月『うん!』
親子で仲が良いっていいよなぁ・・・いや別にウチが仲悪いってワケじゃないぞ!
美月『それで ゆーくんは誰かと一緒?』
ギクッ
裕『ひ、一人だよ ちょっと欲しい物があってさ・・』
気づかれるわけにはいかない
美月『欲しい物?』
裕『べ、別になんだっていいだろ!』ゴソッ
サプライズなんだ・・・本人が知っちゃいけない・・・
美月『ふーん・・・』
『まっ、いいか でね明日の事なんだけど・・・』
なぜその話に持っていく!?
せっかくかわしたのに!
裕『明日? 何かあったっけ』
美月『えっ』
『ちょっとゆーくん! 明日は私の・・・・・・・』
裕『やばっ もうこんな時間か』
『じゃそういうことでっ』
美月『ゆーくん!前・・・』
えっ ヤバっ ぶつかる!
ドンっ!!!
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