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裕『いったー 大丈b』
ぐいっ
不意に胸倉をつかまれる
???『テメエ、どこに目ェつけてやがる!』
うわまずい 柄の悪いやつにぶつかっちゃった!?
裕『す・・・すみません 悪気はなくて・・・』
???『あ゛?』
ヤバい殴られる!-----
????『エイジ、その辺でやめておきなさいよ』
今度は制服の女の子が歩いてきた-------
ん? あのストラップは!
裕『それは・・・』
ザッ---
裕『美月!?』
美月『他を当たって下さい・・・』
まずい、勘違いしてる!
裕『待って!この人たちは・・・』
美月『分かってる、私に任せて!!』
・・・絶対わかってないって
美月『こんなチンピラ、私がやっつけてあげるから!』
裕『だから違うんだって・・・』
エイジ『悪い、少しからかっただけだって・・・』
となりでは女の子がクスクス笑っている
エイジ『ホラ』スッ
エイジと呼ばれた男が携帯画面を見せる。美月はそれを覗き込み---
美月『? ラビット・ダウト!?』
エイジ『そうだ』
????『私たちはね、このゲームの参加者なのよ』
女の子も先程の画面に載っていたウサギのキーホルダーを見せる
ようやく誤解が解けたか・・・
裕『このストラップ見た事ない?』スッ
美月『あっ!知ってる 最近持ってる人多いよね』
????『その兎がゲームのマスコット』
『それを目印にして待ち合わせてたのよ、明智はるかよ ヨロシクね♪』
エイジ『星栄治(ほしえいじ)だ、裕とはゲームでいつも一緒なんだ』
裕『で、今日は実際に会おうって話になって集まったんだ』
美月『へぇー』
エイジ『しかしチンピラって・・・』
美月『あっ!
ゴ・・・ゴメンなさい、失礼な事ばかり言ってしまって』
美月はさっきの自分の台詞を思い出して真っ赤になったり真っ青になったりしている
ハルカ『気にしなくて良いのよ』
『私はともかく、エイジなんてモロにヤンキー顔だもんね』
その言葉にエイジが反応する
エイジ『初対面なのにズケズケ言ってくれるじゃねぇか』
ハルカ『あら、ゴメンなさい気に障った?』
そういってハルカは挑戦的な表情をする
ハルカ『ゲームの態度の悪さが見た目に出てて驚いたのよ』
負けじとエイジも言い返す
エイジ『そっちこそ、話し方からもっと年増だと思ったぜ』
裕/美月『・・・・・・・・・・・』
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