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『あ、龍さん?ごめんね~龍さんの所の副社長…潰して良い~?え?本当?ありがと~またね』
ブチッと切るとニコッと笑み
目の前のパソコンを弄りウイルスのデータを送る
『こうするとね、ウイルスの効果で会社のデータが流失するんだ♪ほら、慌ててきたよ…!』
愕然としてる荒太を見て微笑みながら横のパソコンを指差す
『隼人…邪魔しないでね…龍さんの許可得たから…』
いつのまにか来ていた隼人を見ずにそう告げる
『ん?……へぇ…やり手だねぇ…よし!』
カタカタッとパソコンを打ち荒太の父親にメールを送る
それから今俺が送ったウイルスを消しているこの人にもメールを送った
父親には
────────
はじめまして♪
皇木です(ハート
今回は貴方の息子さんには大変お世話になりましたぁ…
荒太君…でしたっけ?
貴方の息子さんには数々の暴言を有り難く頂戴致しまして…
ふふ、どうしましょう?
──────────
と送り
このウイルスをすべて消してしまった人には
────
はじめまして
貴方は誰?
俺はK…
───
とだけ送った
「要人…チョコ食べるか?」
『ありがと隼人』
チョコを受け取り食べる
そうでした
隼人は俺以外には無関心なんだっけ
まあ、ごめんね
一応謝る…
申し訳なさそうに隼人を見ると頭を撫でてくれた
画面を見るとメールが届いていて
メールの内容を見終わると防犯カメラを見た
へぇ…やるね
─────
俺は将希
防犯カメラで見える
─────
確かに防犯カメラを見てるイケメンが居る
────
君はそこ
楽しい?
─────
それだけを送る
将希さん残念
俺のウイルスはそう簡単には消せないんだ
うわべだけでは消えたように見えるけど
片っ端からデータを消している
将希さんのは最後にね
またメールが来た
──
楽しくなんかない
やり合いで負けたのは初めてだ…
君は皇木の人間なのか?
──
──
ピンポン
皇木 要人だよ
──
「本名…」
『良いの、この人は使える逸材だよ…敗けを認めたって事はウイルスを消せなかったって気付いたんだし…天才だよね…』
楽しそうに笑う俺
今久しぶりに楽しい
あ、因みに此処教室だけど生徒居ないよ
だって下校の時間終わったから
荒太はそこに居るけど方針状態かな
『あれ、荒太の父親だ~…将希さんどう出るかな♪』
荒太も顔を上げパソコンを見ていた
二人にカメラを近付けて音声を拾った
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