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僕の名前は山川 空。
中学三年だ。
両親は、中二の時に海外旅行に行く飛行機が墜落事故で死んでしまい、今は20才になる姉ちゃんと二人で暮らしている。
ばあちゃんちに行くことも出来たが姉ちゃんが
「お父さんとお母さんと一緒に暮らしてたこの家で二人で暮らそう」
と言ったことがきっかけで二人で暮らすことになった。
姉ちゃんは僕が高校にいって欲しいらしいが、僕は昔から勉強が大嫌いだったし両親がいないこともあって高校には、全く行く気もなかった。
よくこの事でケンカをしている。
僕は両親がいなくなってから、仲が良かった友達とも遊ばなくなり、今では
「暗い奴だ」
と言われているが、そんなことは何とも思ってはいなかった。
クラスでは、みんなが
「高校受験だ。ヤバい勉強しなくちゃ」
と言いながら、塾に通いだしたらしい。
でも僕には塾も全く関係のい物だ。
どうせ中学卒業後は就職して姉ちゃんを助けてやらなければならない。
だから僕は両親がいなくなってからクラスの窓側の一番後ろの席を席替えする度好んで座った。
今もやっぱりその席に座っている。
そしてその席から窓の外の空を眺めるのが好きだった。
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