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僕は毎日、授業も聞かずにそこから空を眺めていた。
空は真っ青に綺麗だったが僕にはそうはあの頃からは思えたことがなかった。
むしろ絶望感と両親を思い出すためだけのものだった。
そしてたまにその空に飛んでいる飛行機を見ると悲しみが込み上げてきて涙をすることも度々あった。
そしてたまに授業中、先生が僕の事をあてるが僕は、お決まりの
「分かりません」
の一言を言ってまた授業が始まる。
そんなことをしてるうちにクラスの奴らは
「なんであいつ学校来てるんだろう」
とコソコソまた話だす。
僕もいつもそうは思っているが、姉ちゃんがうるさいので来ているようなもんだ。
でも今残っている唯一の家族に言われるのだからしょうがないと諦めている。
速く学校が終わらないか、卒業はまだか、と思いながらも窓から空を眺めていた。
学校が終わって姉ちゃんが仕事から帰ってくるまで帰り道の土手で寝転んで、空を眺めていた。
学校から急いで帰るクラスのみんなが通り過ぎるのもみて、なにを急いでいるか考えたりもしていた。
まあきっと塾に行くのだろうと予想はついていた。
そんな日々が続いていた。
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