円の憂鬱

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円の憂鬱

円:はぁ・・・ 遥:・・・ど、どうしましたか円さん・・・? 透と巴も気まずそうにすわり、きょろきょろ目を泳がせる 円:本日は召集に応じていただき、まことに感謝します。ぐだぐだとした前置きは今回省きます、皆大体見当はついているようですし・・・ 遥・巴・透:すいませんでした!ごめんなさい!! 円:謝ったらお金は返ってくるんですか?・・・いや、すいません、いやな言い方をしてしまいましたね すぐに自己嫌悪のような自嘲気味な笑顔 巴:いや、俺も悪かった。来月度の取り決めには俺らなにも言わずに従うから うんうんと同意する遥と透。 円:・・・そうですね、今回ばかりはいささか出費が過ぎます。では、来月度の取り決めを発表します。 ・今月分の給料は全額貯金へ ・お小遣いは先月いただいた一万円を使用すること。 ・恋愛に関しては5千円までの出費を許可 ・外交に関しては予算はなし ・趣味に関しては3千円までの貯金からの出費を許可 以上です。 透:はぁ!?ちょ、円くんそれはさすがにひどくない!?なんで私の領域だけそんな不遇なの!?遥くんでさえ3千円分のオーバーが許可されてるってのに!納得いかないんですけど!
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