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見ているだけで良かったのに
それで充実していたのに
この空間を壊したのは
紛れもなく､私
初めての事ばかりの毎日
楽しいけれど
緊張も沢山あった
そんな時
大勢の人の中で
貴方に出会った
凄く嬉しくて
心が暖かくなっていく
自然と笑顔も増えた
負の感情が薄れていくんだ
すれ違うだけ
挨拶を交わすだけ
たったそれだけの事だけど
私にとって
大きな意味がある行動
その日の努力する事の糧になる
貴方の姿､声……存在
今の私にはそれは立派な安定剤になっていて
何事にも一喜一憂する私が居て
それを貴方が知るはずがない
分かっているけど､切なくて､もどかしくて
気付いて､気付かないで
矛盾する気持ちが心の中で交錯していく
貴方は薬
それであると同時に毒
私を蝕んでいく
切ない連鎖は止まる事を知らない
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