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───
─────
スゥー…スゥー…
「────!!」
……むにゃ、誰かが俺を起こそうとしている。
「────!!」
お母さんかな……?
うー…もう少し寝かせてくれよ。
「──!!───!!!」
「むにゃむにゃ……。もう少しだけ寝かせてお母さん……」
「お母さんじゃねぇぇ!!!つか早く起きろォッ!!」
「……ふぇ?」
ガバッ!
跳ね起きた俺の視界にいち早く映ったのは黒板。
そして俺の横にはかんかんに怒っている男の先生。
この状況から察するに、授業中に居眠りしてたのか。
「やっと起きたか、それにしてもいい年してお母さんとはな」
先生が笑いながら教卓に戻る。
それと同時に生徒が笑いを必死にこらえている様子もうかがえる。
え?まさか寝言に出してた?
そう考えると恥ずかしさを通り越しパニックに陥る。最早何を考えているかも解らない状態だった。
当然、その後の授業内容はまったく覚えていない。
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