コスプレぐんだんが あらわれた! ▼

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「さっぱりわからん」 「偉そうにいうな」 何でそんなキリッとした表情で言うんだよ。 「むう、思い出せれば余裕なのだが……」 「教科書見ろよ」 「む、そうだったな。そうすることにしよう」 どうやら、今まで教科書の存在を忘れていたらしい。 俺は今やっている範囲を教えてやると、カルマは全神経を使いその教科書に目を通し始めた。 その後、少しの間があり、 「はいやめー」 と、先生が止めをかける。 「では、転校して間もないのですが、カルマさんお願いします」 「うむ」 先生に指摘されたカルマは、平然と黒板へ向かう。 しかし、カルマがあたるとはな。 さっき白紙だったし、まさかあの時間内で問題が解けているはずはない。現に俺も解けてないし。 さて、これから黒板の前でうろたえるカルマさんを見届けてあげますか。 はん!調子に乗ってドヤ顔なんてかますから── 「正解です。少し意地悪したつもりでしたがよくわかりましたね」 先生が少し驚いた表情でカルマを誉めていた。 なんだよあいつわけわかんねえよ。 ─────
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