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『す、すいません』
あー私 もの凄くドジです。
加藤彩 22歳。
コンビニ勤務。
たった今 携帯見ながら改札口向かう途中 前から人が来てるのが見えなくて、ぶつかってしまった。
「痛ッ 気を付けてくださいよ」
この人 落とした私の荷物を一緒に拾ってくれてる、 優しい人だなあ。
「あの~」
『はいッ』
私は大の男性恐怖症 とはいえ 過去に嫌な思い出があるんではない‥緊張して 上がってしまうんです。
「はいッ これ 君のでしょ?」 その男性はキティちゃんのストラップの付いた私の携帯を拾ってくれた。
『あ、あ、ありがとう ございます!』
「気をつけなよ よそ見しながら 歩いたらダメだぞ」
私は顔が ポカポカしたのが分かった。
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