白竜

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零は部屋でその様子を感じ取ったかのように呟いた 悲しいの…?と その時ドアが開き両親が入ってきた 「行くぞ出来そこない」 腕を引いて彼を部屋から出し玄関へと向かう そして神竜の前に立つとドンと零の背が押され彼が3歩ほど前に出ている状態になった 彼は慌てなかった だって諦めているから 瞳は…濁っていた その様子を見た神竜は目を見開き、零の服をくわえると彼を守るよう両親達を威嚇した 神竜の口からは炎が見え隠れしていた 「なっ!神竜ともあろうかたがそれを守るのか!!」 『それ…だと? このお方を物のように言うな!』 怒りが頂点に接した神竜は炎を吐こうと翼を広げた しかし炎が吐き出されることはなかった 「別にいい 迎えに来てくれたんだろう?…デュルク」 先程とは別人のような零によって 全てが変わった 雰囲気も髪も瞳も…体型さえも 金髪だった髪は黒に 蒼だった瞳は金と銀のオッドアイに 小さかった身長は伸びて大人ほどに 何も持ってなかった手に………黒の刀が 『…!破壊神、いえ創作神様…皆がお待ちです お怒りです、…我らが神に手を出したのだから』
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