魔王の鬼娘と黒雪姫

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第1話 「黒雪姫」 焼けただれた野原の風がつむじを巻き砂が舞い上がると、空中で放電現象が始まった パリッ パリパリパリッ バチバチバチッ 空中にプラズマが発生し球体が出来上がったかと思うと カカカッ‼ スパークして爆発した どすん💨 光の中から紺色と白フリルのメイド調の服を着た長髪の女のコが地面に落っこちた この女のコは黒雪姫という 「あたたたたた💦」 「痛ったあぁぁい💦」 ぱっつん髪の黒雪姫は自分の姿をじろじろと確認するかの様に見ていた 「転生には成功したけど、少し幼すぎたかな?」 立ち上がり両手で服のほこりを ぱん💨 ぱんぱんぱんっ💨 はたきながら 「アイツ、闇魔導師キュッチェは今のままでは誰も勝てない…」 「早くしないと魔界はアイツのモノになってしまう…」 何やら意味深な言葉を言うと自分が落ちてきた野原を見渡した あちこちに落雷の跡と凄まじく焼けただれて死んでいる人喰い狼 そして人喰い狼が持ってたと思われる 魔法アイテム“銀の弾丸” が、無造作に捨てられていた 黒雪姫 「ここは魔界の入口付近よね、覚えてる…」 焼けただれて死んでいる人喰い狼を見ると“はっ”とし 「この人喰い狼っ、凄い魔術で殺されているっ💦」 「入口付近、魔界学校のすぐそばよっ💦」 「シロートがしたと言うのっ?」 「自然現象じゃない、こんな魔術を使える人がいるって事なのっ💦」 青ざめた彼女の顔がアップに映し出される 「アイツには炎系魔法は効かなかった」 「仕方ないけど、また1から氷系魔法を覚えるしかないか💧」 人喰い狼の残骸に目をやりながら見つめる彼女 「この魔術は雷系だね、テラボルトだ」 「誰か私みたいに転生したのかな?」 額からは大きな冷や汗💧 「😓じゃないわね💨」 「😖何て大ざっぱで雑な術の使い方なんだ💧」 「外しまくって綺麗な野原が焼けただれて台無しだよ⤵」 ぎよっ💦とする黒雪姫 「ここっ、魔界の入口付近なのよっ」 「シルバークラスの技じゃないっ💦」 「このエリアにはアイアン以下のビギナーレベルしかいない筈だよっ💦」 黒雪姫はその場に立ち尽したimage=435342103.jpg
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