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第2話「まりあん登場💓」
ここはバビロン魔法学校入学式会場
入りたての新入生がピカピカの制服を着て体育館の長椅子に座り静かに前を向き学長の長い話を聞いている
ただ一人、ぱっつん髪の女のコだけが周りをキョロキョロ👀して何やら伺っていた
そう、この女のコは昨日の黒雪姫だ
(この中に昨日テラボルトを落としまくった人がいる、誰なんだろう?)
見渡してはいるものの、
“それらしき人”
は、見当たらなかった
(何かの間違いかな?)
(んー💦 しかしあれは自然現象なんかじゃない)
(確かにあれはテラボルトだった…)
(しかし“銀の弾丸”だとビギナークラスじゃあ超高価アイテムだ)
(見落としたのか…それとも必要としないのか?)
(いやっ、交換アイテムとしてもかなりの有効なアイテムだ…誰なんだろう?)
黒雪姫が周りを伺っているうちに学長の長い話が終わった
生徒達は緊張がほぐれたのか、“ほっ”と、ため息をついた
体育館の後ろの扉が
そ~~~っ
物静かに開くと一人の女のコが四つん這いでコッソリと入って来た
如何にも“やんちゃ”そう
如何にも“雷魔女です”と、言わんばかりの出で立ち💧
黒雪姫は気付いた
「何だ、あの娘💦」
「入学式から遅刻💦」
「😁ぷぷぷ💨」
「ここがどこだか分かっているのかな?」
「😁普通の学校じゃないんだよ💓」
含み笑いをしていた
“雷魔女です”と、言わんばかりの格好をしている この女のコ…
名を“マリア”と言う
くれぐれも言いますが、超戦士物語のクラウン・アンバザター部隊に所属する
“マリア・テレジア”
ではありません😓
そう、ケータイゲームでの私
まりあんです✌
彼女は誰にもバレていないだろうとタカをくくり一番後ろの長椅子に
「よっこらしょ💨」
と、座る
隣の女のコはヘンな顔をして見合わせたが、マリアの愛想笑いに
「フンッ💨」
と、ソッポを向いた
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