銀河、別れの前の1週間

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銀「この期に及んで、 変な遠慮はよしてください」 亜「遠慮とかじゃねぇ!!」 銀「?」 「…こないだお前に怒鳴ってからよく考えてたんだ。 俺、好きな奴に何いってんだろって。 もっと考えてたら俺、すげー自己中だなって…。 …ごめんな。 銀河は悪くないのに、酷い事言ったりして……最悪だ。 殴ってもらわなきゃいけないのは俺の方だ。 ごめん、銀河! 俺はやっぱ銀河が好きだ。 …どうしたら、許してもらえる?」 銀「………」 銀河はめちゃくちゃ 驚いていた。 あの未確認生命物体の花園亜紀が語尾に!をつけずに話していること。 声が前よりは小さいこと。 何より、自分を変えようと 努力していること。 銀「……自分の過ちを認めるのは良い事だと思います。」 亜「銀河………」 銀「…でも、過ちばかりを見つめていると、後悔ばかりになりますよ? だから、一度自分の過ちを見つめた後は新しく良い事をしていけばいいんじゃないですか? 僕は怒ってないですし、 殴る気なんて、さらさら無いです。」 亜「銀河…………!」 ギュッ 銀「ぐっ」 亜紀は、銀河に盛大な抱擁を交わし、仲直り(?)を遂げたのだった! 、
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