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**佐奈**
佐「なんか泣き声が聞こえる…」
亜「ついに頭と耳までおかしくなった?」
友「頭おかしいってどう言う意味なのよ…でもなんか微かだけど聞こえるわね?」
友美が耳を澄ましたのでそれに続いて亜理沙も耳を澄ました。
亜「…本当だ…佐奈がうるさかったから聞こえなかった」
佐「亜理沙…そんなに私をいじめて楽しい?」
友「もしかしたら迷子かもしれないわ」
亜「じゃあ呼んでこないと…」
佐「え?誰を?」
……もうあんなに遠くに…走ってないのに速っ!
佐「誰を呼びに行ったの?」
友「隼人君じゃない?どんな子供だってイケメン見れば黙るもんよ」
佐「男の子だったら意味ないんじゃ…」
友「その場合は、ほら!美女がここにいるじゃない?」
佐「どの口が言うの?」
友「…反撃するなんていい度胸じゃない…」
あっ!亜理沙が連れて来た!
佐「おーい!」
亜「まったく…大変だった」
友「どうせまた女子生徒に囲まれてたんでしょ?」
亜「そう」
亜理沙より隼人の方がヘトヘトみたい。
隼「なんで迷子なんか…」
佐「お願い…捜して?」
隼「おやすいご用だ」
亜「本物のアホだ」
友「好きな女のうるうる目に負けるなんて…哀れだわ」
二人共すごい言いよう…
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