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友「当てたからと言って捜すの手伝うわけじゃないんだから…じゃあね」
手を振って行こうとする友美の腕を掴む。
友美は、目を見開いてからまたいつもの表情に戻る。
友「まだ何か用なの?」
佐「ジャンケンしない?」
友「ジャンケン?」
佐「友美が勝ったらデートに行ってもいいけどもし負けたら…」
友「佐奈と迷子探しをするって訳ね」
先を読んだのか私が言う前に友美が条件の続きを言った。
佐「その通り!じゃあジャンケン…ポン!」
亜理沙と隼人が私達の手を覗き込む。
亜「佐奈がパーで友美がチョキか…佐奈の負けだね」
佐「言われなくても分かってるよ…」
そういえば私、ジャンケンってあんまり得意じゃないんだよね…
友「じゃあ、デートだから」
今度こそ友美は、行こうとしたが次は、亜理沙に腕を掴まれた。
そして振り返った友美に…
亜「これ、中洲君のレア写真…手伝うならあげる…いらないなら別にいいんだけど…」
写真をしまおうとした亜理沙の手を友美が掴む。
友「て、手伝えばいいんでしょ?」
亜「分かればよろしい。はい、写真」
友「ありがとう」
改めて…恐るべし亜理沙の隠し撮りレア写真。
おかげで協力者が増えた!
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