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「よ、まだ大丈夫か?」
目の前には先程の電話相手。
「バカ、ギリギリだ。依頼をぱーにするきか。」
「うっせ、あっちからそれなりに距離あんだよ。」
「お前の足に距離なんて関係あるか?いいから行くぞ。」
電話相手は、親指で体育館倉庫のドアをくっいくっいと指さした。
どうやら鍵がかかっているらしい。
「あー、めんどくせ。」
ドッカーン
だるさMAX&怒りMAXの蹴りがドアをぶち破る。
あーあ、誰が弁償するのかね。
「うわ、誰だ!!」
中にいた一人の男が声を上げる。
中にいたのは、男3人と女1人。
「はーいどうもー、どんな依頼も気分で受ける、何でも屋でーす。」
「静琉(しずる)、紹介なんていいから、早くすませるぞ。」
まだ寝たりなくてちょっと不機嫌なのだ。
「まったく、こういうのは最初が肝心でしょうがー。そこのところ、凉真(りょうま)わかってくんないよねー。」
あー、うるせーな。
目の前にいる女が、俺たちを見る。
無惨に切られた制服から白い肌とピンクの下着が目に入る。
「まだ、ヤられてはないみたいだな。」
「当たり前だ、そんなことになりそうになったら、お前待たずに飛び込んだよ。」
なら遅刻すればよかった。
「オメーら、さっきからごちゃごちゃうるせーぞ。」
3人の中の1人が俺らの前にやってくる。
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