第二刻《創戦》

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   Ω  授業が始まり数分後、俺達一年は運動場に集められた。 『暑い……何故こんな暑い日にわざわざ外に出なきゃいけないんだ…。』 『あれ…?…お前の所日陰だよね…?』 『俺はオールマイティーだからいいんだよ。』 『とりあえず日陰にいるに暑い、ということにツッコんでおこう。』  いや…春なのに暑い、ということにツッコめよ…。というか、大丈夫か?あいつ。春だぞ?ポカポカの季節だぞ?日陰だぞ? 「神経麻痺してんじゃね?、丈はそう感じた。」 「勝手に人の心を読むな修仁。」 「勝手に…ということは、許可とればいいんだな。…OK?」 「帰れ。そしてそう聞こえたならば、良い耳鼻科を紹介してやる。」 「そうだな。最近鼻づまりが酷いしな…。」 「やっぱり精神科へ行ってこい…。」
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