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~プラス者の集い場~
みんな向かいあって黙り込んでいる。丸いテーブルには若木特製のお菓子や紅茶が並んでいるが誰も手をつけない。
ジョーカー「…」
若亜「……」
ツナミ「………」
翔「…………」
刹乃「……………」
蘭花「………………」
若亜「ねぇ、みんな?なんかしゃべんないの?」
ツナミ「じゃあお前が喋るか?」
若亜「遠慮します。てかこれ、作戦会議だよね?なんでこんな暗い雰囲気になってるの?」
ツナミ「それはだなぁ……。
あっちとジャックがマイナスクイーンに負けたのと、エースとダイヤがマイナスジョーカー様に負けたから。
それと、マイナスキングが合流するみたいなんだ」
若亜「マイナスキング?誰それ?」
蘭花「若亜はまだ会ったことがないからね。知らないのも無理ないわ」
ジョーカー「僕、アイツ嫌い」
ツナミ・翔・刹乃・蘭花
「!!!?」
若亜「これは珍しいな。なにか因縁でもあるのかい?」
ジョーカー「僕の幼なじみを取ろうとするから嫌い」
蘭花「これはもっと珍しいですね。
プラスジョーカー様ともあろう御方が恋愛ごときにうつつをぬかすなんて」
刹乃「たるんでるんじゃない?」
翔「同感」
ジョーカー「僕だって人の子なんだよ?恋愛ぐらいはするさ。とゆうかしないと可笑しくない? ・・・・・
まぁ、問題は彼女がマイナス者だということなんだけどー……」
ツナミ・翔・刹乃・蘭花・若亜
「なっ!!?」
ツナミ「お前何言ってやがんだよ!?マイナス者だと!?ふざけるな!?お前はプラス者なんだぜ!?」
ジョーカー「ツナミちゃん五月蠅い、黙って!!」
ツナミ「っ!……」
ジョーカー「わかってる!!わかってるよ…。でも好きなの!
拘束したいぐらい。
束縛したいぐらい。
監禁したいぐらい。
だめだよね……、そんなの……。」
翔「……。
ジョーカー様……、わかってると思いますが……」
ジョーカー「大丈夫、わかってる。
今は、マイナス者を幸せにすることが先決なんだよね」
若亜「そうですよ。
気持ちはわからなくもないんですが……。今は………」
ジョーカー「いいんだよ。それよりごめんね?辛いこと思い出しちゃったかな?」
若亜「いえいえ。こちらこそすいません。
じゃ、作戦会議しましょか!!」
ジョーカー・ツナミ・翔・刹乃・蘭花
「OK!」
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