変態は一人じゃありません

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「ん?」 気付かれた、最悪だ 仕方なく、自分から近づく 「え~と、あなた、間宮さんよね?」 「はい、…って、あ~!誰かと思ったら、川原さんじゃないですか!」 その格好にその明るさは超ミスマッチだ 「…って、私のこと、知ってるの?」 これは意外だった きっと何かのきっかけで私を知ったのだろうが、そうなると、こちらに面識が無い、と思っていたのが急に恥ずかしくなってきた だが、彼女の方が間違いなく、世間一般では恥ずかしい格好であるため、劣等感は感じずに済んだ 「は、はい!川原晴海さんって、社長に認められた伝説のちびっこ好きと聞いて、勝手ですけど、先生と呼ばせていただいてます!」 「もうちょっと違う意味での先生がよかったなぁ」
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