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目が覚めると知らない部屋にいた
「どこだ、ここは…」
と辺りを見回すが何もない部屋に必要なドアですらなかった
「は~い、いらっしゃーい」
といきなり声が聞こえた
「誰だ!?どこにいる!」
「仕方ないわね~、軽く自己紹介でもしてあげるわ~」
「私は、ここの番人みたいな存在、姿形はないわ、一応女よ」
「ふざけるな!こんな非現実なことがあってたまるか!!」
「ふざけてなんかないわよ、大体あなたの存在も非現実でしょ?川村颯斗くん?」
「な、なんで俺の名前を?そ、そうか!これは夢だ!」
「夢といえば夢だけど夢じゃないわ」
「どっちなんだよ!大体さっきまで自分の部屋でパソコンをしてたんだぞ!ありえるか!」
「そう、あなたは確かにパソコンで『悪魔の目』というサイトを見てた、あれはあなたのためのサイトそして、ここはあなたの精神世界に訪れた」
「あなたがあのサイトを見て光を受けたことによってこの世界に来たあの光はあなたじゃなければ見えない能力を持ったあなたじゃなければね」
「お前はなにがいいたいんだ!全然話が見えない!」
「もーなんか、説明するのめんどくさいわ~だから、単刀直入に言わせてもらうわ」
「死んで」
「意味がわからん!なんで俺が死なないといけないんだよ!」
「それについて説明すると~、あなたがサイトを開いたのは偶然じゃなく決まっていたことなの」
「決まっていたこと?」
「ええ、決まっていなければあなたは……いや、この世界は消えてなくなるわ」「ちなみにあなたがこの精神世界で死んでも本当に死ぬわけじゃないわ、あなたが死ねばわたしの力を解放できるの」
「意味がわからん…」
「わたしはあなたの能力の元、つまりわたしがいるからあなたは能力が使える
でも、あなたがここで一度死なないと全力の力が使えない」
「おまえの言うことは信用できるのか?」
「勿論!だって私はあなたであってあなたじゃない存在だから」
「……考えさせてくれ」
「わかったわ、でも期限は明日の日没までそれ以降は世界の滅亡と考えてね!」
「わかった…」
と、頷いた瞬間光に包まれた
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