...赤のウタ

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エイトの歌を聴くため、北斗によりスタジオに連行された。 エイトはもう1回歌ったんだけど、それぞれ自分に納得がいかず(なんせバンド形式のため)もう一度弾くらしい。 亮「あーっ!!なんで弾けんのやろか…」 亮ちゃんが叫んだあと、小声で弱音をはいた。まだ彼らと出会って数時間だけど初めてネガティブなところをみた。 京(亮ちゃんもあんな風に思うんだなぁ) 数時間で得た私の亮に対するイメージとは180度違うものだった。 章「亮、大丈夫。みんなついとるけん、間違ってもええ。」 雛「そうやで。俺は人のことどうこう言える立場やないけど、亮はかけもちやし映画もあって大変やったけど、よう練習しとった。それはメンバー全員、ちゃんと見とったで。1人が無理になったら他の1人がカバーする。それがエイトやで?」 亮「…………。」 横「俺も人にアドバイスできる立場やないけど、どっくんのうしろには俺らがついとる。横にはすばるもヤスもマルもおる。大丈夫や。」 亮「…………。おん………。」 渋「俺らがしゃんとせんでどないすんねん。ファンは俺らを待っとるんやぞ」 丸「そうや。」 亮「………。なんかすまん。弱音はいたりして。」 章「弱音なんてばんばんはいてええんやで!」 忠「そうや!俺も亮ちゃんに頼ってほしいねん」 亮「おん…ありがとう。俺がんばるわ…」 ス2「……では曲入りまーす」 .
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