...学校

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京「本日も晴天!いい天気ですなぁ~」 菜「そうでんなぁ~」 菜々が椅子の背もたれを前にしてあたしの方をを向き、座りなおした。 京「彼氏とはどーよ?」 菜「順調だよ~てか普通。普通すぎ。激しさがない。」 京「ぷっ!!激しさって!!菜々はさ、元カレが変なのばっかだったから今カレを普通と勘違いすんだよ~。たぶん今カレ……名前なんだっけ?」 菜「…章希」 京「そ、章希くん。しょーきくんは、ちゃーんと彼氏やってくれてると思うよぉ?」 菜「そうだよねぇ……元カレが激しすぎだったんだよねぇ…」 菜々のゆかいな元カレたちは、本当に激しかった。黒人の大学生。ロックをこよなく愛するフリーター。デートはいつも秋葉原だったニート。お母さん大好きだった、所謂マザコンの同級生。最終的にゲイだと判明した一個上のセンパイ。 個性豊かすぎて、もう笑うしかない。 京「章希くんという、みんなのアイドルゲットしたんだから。激しさ求めないのっ笑」 菜「………だよね…。うんっ!今度こそ高校生らしい恋愛をしますっ❤」 キーンコーンカーンコーン 1時限が始まるチャイムがなった。 菜「え、先生はなしてたっけ?(笑)」 京「うちらだけで恋バナ盛り上がってSHRなんもきいてなかったし!!!」 ガラガラガラ 先「はーい授業始めるぞ~」 生1「きりーつ。礼。」 クラス「おねがいしまーす」 生1「着席。」 先「じゃあ教科書38ページひらいて」 長い長い授業が始まった―――――― .
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