呪いの女

出会い

僕がその女に出会ったのはTの塚にあるHｱｰSﾃｰｼﾞ Eﾙ という美容室である。
　その美容室のシャンプー係として勤務していたその女は僕をシャンプー台へと案内した･･････。

見た目は歌手の安室奈美恵を色白にしたような感じであった。　

別に何の変哲も無い普通の女の子に見えた。

年は20代前半くらいだろうか？別に何かあるなんて微塵も感じなかった･･････。　
｢それではシャンプーしますのでこちらへどうぞ。｣

初めて会った日は、まさかこの子がこんな妖術を使うなんて全く想像しなかった･･････。

本当に特に変わった事も無く僕は髪を美容師さんに切ってもらい、店を後にしようとしたその時だった･･････シャンプーをしてくれたその娘が会計時にどさくさに紛れて小さな紙切れを渡してきたのだ!!!
僕は『何だろうこの紙切れは？』と思いながらその紙切れに目をやると<hｽﾇﾏ>とカタカナで書いてあるではないか!?
僕はその紙切れが期限切れのチラシである事を不思議に思いながら、家に帰った･･････。