ボクの大好きな……

かわ…………っ…た……？

キーン
　　　　　コーン
　　カーン　　　　　コーン

「おっ！！もう昼休みじゃん！！早く飯食いに行こうぜ！！！オレ腹減ったしな！」

「そうだな。藍吏、今日もオムライス食べるのか？」

リュウ、毛玉を見る目が、凄くあったかい。
毛玉いいなぁ…………

「当たり前だろ、劉司！あんな旨いもん、食わない方がおかしいって！！ほら！さっさと食いにいくぞ！」

みんな行くのかな？
リュウと一緒にいたいけど、昼休みに抜けたら仕事がたまって眠る時間が無くなっちゃうよ……

「朔哉、早く行くぞ。あまり藍吏を待たせるな。」

「そうだよー。」
「藍吏を待たせるなんてー。」
「「最低だよねー！」」

リュウが呼んでるなら別にいっかな？
今日は族の集まりもなかったはずだしね。

リュウ！
「……ま…っ………おぃ…て…………なぃ」

「ハァ……。置いていかないから早く来い。」

「そうだぞ！！オレが待ってるんだから早く行くぞ！劉司！朔哉！！」

毛玉にはボクの名前、呼んで欲しくないな……。
でも、リュウが待っててくれるのはうれし…♪
それに、リュウはボクの言葉をわかってくれるからね。

毛玉？毛玉は言葉は分かるけど性格が嫌だからイヤ。