君と僕の奇跡

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「……」 「何とか言えよ!! 脱がすからな!?」 俺はできるだけ体を見ないように濡れたワンピースを脱がせて、女を毛布で包んだ。 「クシュン!!」 これじゃあ俺まで風邪をひいちまう。 俺は上着とジーンズを脱ぎパンツだけになった。 一応、大事な部分はクッションで隠して。 壊したドアの隙間から煙が外に出て行く。 時計を見た。 防水の時計で良かった…生きてる。 6時か…ここに居れても1時間だな…。
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