君と僕の奇跡

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「助けてなんて頼んでない…。 死なせて欲しかったのに…」 「ふっ!!」 俺は笑った。 「何がおかしいの!?」 女はヒステリックな反応をする。 「言われるだろうと思ったことばかり言うからさ。 何があったか知らないけど…。 目の前で消えそうな命を見てみぬフリするヤツはいないだろ?」 俺は淡々と話を続ける。 「死ぬなら俺の居ない場所にしてくれ。 それと、この海は止めろ」 「何で?」
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