君と僕の奇跡

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母さん、頼む!! 助けてくれ!! 何度も波に引き戻されながら、ようやく女を砂浜に寝かせた。 「ハァ…ハァ…」 パシッ!! パシッ!! 「おい!! しっかりしろ!!」 頬を叩いても反応が無い。 心臓に耳をあてる。 駄目だ!! 呼吸もしていない。 すぐに顎を上げて気道を確保した。 教習所で習っただけで実践経験は無い。 でも俺がやるしかない。
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