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「・・・・?貴方、誰?」
「僕は・・・・雪。」
その日から、僕らの長い物語が始まった。
誰?と聞かれたので名前を教えてあげると、とても嬉しそうに声を上げた。
「雪!?すごい!私季節が季節だから、雪にあったことが無かったの!とっても綺麗な髪なのね!」
君の言葉を聞き、そりゃそうだろうと思う。
彼女の言うとおり、季節が季節だし、会えた事が奇跡のようなものだ。
ああ、そういえばまだ彼女の名前を聞いていないことに気づく。
その僕の気持ちに気づいたか否か、彼女は笑顔でこう言った。
「私は桜。春を教える花よ。」
彼女の言葉を聞き、すぐにこう思った。
ああ
桜と言う名は、暖かいピンクの君の髪と瞳に
ぴったりだね。
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