13.

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期待しないで、諦めて受け入れて、もう我慢できないっていうところまで来たらその時は… 駿君から離れよう。 絶対にそうしよう。 そうしなきゃ駄目なんだ。 恋なんて、その時は激情に流されて、この人しかいないって思って、胸が千切れそうになるけど、でも時が経てば痛みは和らぐ。 ああ、昇華したんだって納得する。 寂しいことだし、情けないけど前に進むしかないんだから。 廣田さんのように… 死んでしまって存在がなくなる事と、生きていても一生会わない事は、恋の観点から言えば一緒だ。 会えないんだから一緒だ。 いつかは昇華して、鋭い痛みや悲しさは、時々懐かしく思い出して、それを切なく想うんだ。 いけない事じゃない。 愛しくて狂いそうな感情を持つことも、時間が経ってそれを忘れてしまうことも、そんな自分を切なく思うことも。 全て間違いじゃない。
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