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今、思えば納得がいく。
見えなかった事柄がパズルのピースになってピッタリとはまり、私達の本音が見えてくる。
お互いに言葉が足りなかった。
でも、お互い相手の事を思って言えなかったんだ。
でも今は、分かる。
勿論、まだ聞かなきゃ分からない事も沢山あるけれど、きっと聞けば理解出来る。
尋ねられたら素直に答えられる。
今までの感じていた溝は埋められる。
これからもっともっと語り合って触れ合って…
「美佳子さん。」
今まで聞いた中で一番甘く囁かれる私の名前。
「はい?」
「美佳子さんが好きです。僕の彼女になって下さい。」
駿君が私の頬を撫でながら目を覗き込む。
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