90人が本棚に入れています
本棚に追加
「…小日向くんは確か寮長だったよね、彼は編入生の花鶏凜くん…称号は読み手だよ、彼を寮に案内してくれないかな」
「………読み手」
先輩は少し驚きながら俺を見て、またニヤリと笑った。
……なんか企んでそうで怖いんだよなー、あの先輩。
そして先輩はこちらにやって来た。
無言で手を差し出されたから俺は一応握った。
すると、いきなり引っ張られて先輩に軽く抱き締められた。
俺はけして身長が低いワケじゃないが、この頭一個ぶんはある身長差はどうにかならないのか……ならないよな、はぁ~(諦め)
「ま、暇だから良いぜ……俺は小日向健、称号はシンデレラ…よろしくな」
……何処にシンデレラの要素があるんだ?
最初のコメントを投稿しよう!