入部-お菓子が焦げた?-

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『私は、今日から一年になる 並木 氷です…。』 『氷か! うし、覚えた!ん?今日から一年? なら入学式はどうしたんだよ? 入学式はじまってるぞ』 時計を睦月という人につられて見ると確かに入学式の時間になっている。 『って…、ヤバーーーーイ!!!!』 私は慌てて部屋から出ようとした。 『あ、ちょっとストップー。』 グイッといきなり腕が引っ張られ私は、背中が睦月という人にくっつく体制になった。 『?!』 『体育館の場所、知らないっしょ? 一年だもんな 案内するよ』 睦月という人はつけていたエプロンを適当な場所においた。 『な、』 ニッと笑われて、私はつい首を縦に振ってしまった。 爽やかな人だなぁ…。 『じゃあ行くか』 『あ、はい…』 私は睦月という人の後ろにヒョコヒョコついていった。
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