入部-お菓子が焦げた?-

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『記念日…?』 『っと、着いたぜ』 体育館の扉が目の前にはいつのまにか あった。 『ありがとうございました。』 『いーえっ、それじゃあ俺は用事あるから』 ヒラヒラと手を降りながら睦月という人は去っていった。 …、いま入ったら目立つよね…。 で、でも…。 グッと私はドアノブを握る手に力を入れた。 ガチャ… …。 ザワッ 『う゛っ…』 視線が痛い…。 私は空いてる席に座った。 まだ視線がキツイなぁ…。 恥ずかしいよ…。 『入学生の皆さん!毎年恒例の お菓子タイムが始まります。立って一列に並んでください。好きなのをひとつずつ選んでくださいね!』 司会者らしき人物が指示を出す。 お菓子タイム…? とりあえず私も列に並んだ。 『わーっ美味しそう!どれにする?!』 『私、これにする!』 目の前に広がるのは無数のお菓子。 『す、すごい…』 どれも完成度高そう…、 私はゴクッと息を飲んだ。
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