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「ありがとう。」
「アリガトー。」
エディンから貰ったお茶は薄紫色で独特のいい香りがした
「わぁ エディンこれ何のお茶?」
クウが興味津々に聞いた
「カウナの葉を使った紅茶だよ。」
「カウナ…?」
「独特の甘みと香りを持つ果物だよ………そう言えば名前聞いてなかったね」
「あたしは黒兎。草原 黒兎。」
「クサバラ……?変わった名前だね。」
「あっゴメン逆だった。黒兎=草原だよ。」
「クウかわかったキミは。」
「俺は黒兎=草原だ」
「わかったコクトだね?二人は兄妹かな?」
「いや、赤の他人だ」
「えっ? だってファミリーネームが同じだし黒髪なんか見たこと無いよ。」
コクトの一言でエディンは驚いた
「俺らがいた世界は黒髪が普通だしファミリーネームも普通に被ったりしたぞ。」
「変わった世界なんだね。」
「いや~あたし達から見たらこっちが変わってるんだけどね。」
エディンの言葉にクウは苦笑しながら言った
「さて エディンそろそろこの世界について教えてくれ。」
「わかった、僕が知る限りのことは教えるよ。」
コクトが改まって言うとエディンは答えた
「この世界は[ネクリアス]って呼ばれているんだ。」
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