異世界[ネクリアス]

4/9
前へ
/430ページ
次へ
「ありがとう。」 「アリガトー。」 エディンから貰ったお茶は薄紫色で独特のいい香りがした 「わぁ エディンこれ何のお茶?」 クウが興味津々に聞いた 「カウナの葉を使った紅茶だよ。」 「カウナ…?」 「独特の甘みと香りを持つ果物だよ………そう言えば名前聞いてなかったね」 「あたしは黒兎。草原 黒兎。」 「クサバラ……?変わった名前だね。」 「あっゴメン逆だった。黒兎=草原だよ。」 「クウかわかったキミは。」 「俺は黒兎=草原だ」 「わかったコクトだね?二人は兄妹かな?」 「いや、赤の他人だ」 「えっ? だってファミリーネームが同じだし黒髪なんか見たこと無いよ。」 コクトの一言でエディンは驚いた 「俺らがいた世界は黒髪が普通だしファミリーネームも普通に被ったりしたぞ。」 「変わった世界なんだね。」 「いや~あたし達から見たらこっちが変わってるんだけどね。」 エディンの言葉にクウは苦笑しながら言った 「さて エディンそろそろこの世界について教えてくれ。」 「わかった、僕が知る限りのことは教えるよ。」 コクトが改まって言うとエディンは答えた 「この世界は[ネクリアス]って呼ばれているんだ。」
/430ページ

最初のコメントを投稿しよう!

175人が本棚に入れています
本棚に追加