二羽の黒兎

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「じゃあな、黒兎」 「ああ、じゃあな哲」 高校二年生の草原 黒兎は友人と別れを告げ家に向かって歩き出した。 時刻は午後四時前、帰宅部の黒兎にとっていつもより遅めの帰宅だった。 「家に帰ってもやることがないしな……」 黒兎は一人呟きながら帰り道を歩いていると不意に公園が目に入った。 「……ちょっと昼寝ぐらいしていくか」 そう言って黒兎は公園へと足を運んでいった。
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