0人が本棚に入れています
本棚に追加
想像、もとい妄想には無限の可能性がある。この世には知ってはならない真理が渦巻いている。中を見てはいけないパンドラの箱でごった返しているのだ。
真理とは残酷で無慈悲で非常識だ。
消し去りたい過去の一つや二つ誰しもが抱えていることであろう。
私の持つ忌まわしい過去。己の心の最深部を修復不可能なまでに痛めつけ、消えることのないトラウマを植え付けた出来事。
冒頭での問いを今ここで繰り返そう。
後ろ姿詐欺をご存知だろうか。
……美しき後ろ姿に野郎共は、砂糖に群がるアリのごとく誘われて、妄想を膨らませるのだ。その顔を、その声を、その日常を。
最初のコメントを投稿しよう!