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俺の名前は水埜 誠之
彼女いない暦=年齢のごく普通の高校生だ!
だが、ある日のこと——
誠之「やべ、このままだと遅刻する(焦)」
俺はこの日、見事に寝坊した。
急いで支度を済ませ、自転車に跨がり猛スピードで“ 夜宵学園”という県内屈指の私立校へと向かっている。
目的地まで後5キロ地点の下り坂に差し掛かったそのタイミングで一人の少女が鼻歌をしながら歩いてるのが見えた。
少女「~♪(鼻歌)」
俺は慌ててブレーキをしたが下り坂で結構なスピードが出ていた為、なかなかスピードが落ちず……
誠之「(くそ、間に合わない!)」
ドーン(効果音)
少女「痛った!!」
誠之「すいません、大丈夫ッスか?!」
急ブレーキをかけたが間に合わず衝突してしまったため、俺は確認のため自転車を降りて少女に駆け寄り声をかけた。
少女「『大丈夫ッスか?!』じゃないわよ! 痛かったんだから……!」
少女はしばらく起きれなかった。
誠之「本当にすいません.....」
少女「まぁいいわ。そういえば、アナタはそんな急いで何処に行くつもりだったの?」
誠之「ちょい寝坊して今から学校n……って、やべぇ早く行かないと遅刻になっちまう! それじゃ!」
俺は少女に挨拶をして、自転車に跨り学校へと向かった。
少女「……good-bye♪」
それが俺と彼女との初めての出会い(再会)だった——
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