第一章 安らぎの場

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「お店、閉めちゃうんですか?」 「もうお客様もいませんし、ゆっくり話すにはその方がいいでしょうから」 そう言って、近くのテーブルから椅子を引っ張り、カウンターに座っている美樹たちに向かうように腰かける。 「さて、どこからどう話しましょうかね」 「え・・・と、要は彼らに何かを願ったんですよね」 考え込むマスターに、真希が確認するように尋ねる。
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