第一章 安らぎの場

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「このお店は、元々は祖父が始めたということはお話しましたっけ?」 「あ~、聞いたような気もするけど・・・」 「最初にここへ来た時に聞きました」 曖昧に答える美樹をフォローするように、真希が続けた。 「そうですか。ただ、実際は祖父が亡くなって私がお店を再開するまでは、少し間があったんですよ」 「そうなんですか?お祖父さんを手伝ってたんじゃ・・・」 意外そうに真希が聞く。
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